【甲高幅広さん必見】日本人の足は甲高幅広が多い?自分に合った靴選びのポイント

更新日:2023年6月13日

 
「日本人の足は甲高幅広」とよく言われますが、実際、“甲高幅広”とはどのような足の状態を指すのでしょうか?

今回は、甲高幅広の足の特徴や、適切な靴の選び方について解説します。
自分の足の形にきちんと合った靴を履いて、ストレスなく過ごしましょう!

1.甲高幅広の足の特徴




甲高幅広の足に明確な定義はありませんが、以下に当てはまる人は甲高幅広の傾向があると考えられます。

甲高な足の特徴




・履き口が浅い靴を履くと、足の甲が食い込んでしまう
・靴の内側に足の甲の部分が擦れて痛い
・スニーカーの靴ひもが足りない・あまり余らない

幅広な足の特徴




・JIS規格による足のサイズ一覧において、足幅のサイズが3E以上

正しい足のサイズの測り方はこちらの記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

2.合わない靴を履くことによる弊害



足の形に合わない窮屈な靴を無理に履き続けると、足はもちろんのこと、身体全体に悪影響をもたらす危険性があります。

足への弊害




靴擦れ…靴と肌があたる部分との摩擦によって生じます。ひどくなると水ぶくれになり、雑菌が入って膿んでしまうことも

外反母趾…母趾(足の親指)のつけ根が外側に飛び出して、その先が小指側に曲がってしまい、足底に痛みを伴うタコが出現。軽く歩いただけでも痛みが生じ、悪化すると骨をけずる手術に発展する恐れもあります

開帳足…親指と小指の付け根を結ぶ横のアーチがつぶれた状態。前足部にタコ・ウオノメができやすくなり、長時間歩くと足がしびれたり痛くなったりします

身体全体への弊害

 

姿勢の悪化…靴が脱げないように足の指で踏ん張ったり、足を引きずるように歩くなどしていると姿勢が悪くなる可能性があります。

腰痛…踵の骨が内側に倒れると、脛骨や大腿骨も内側に捩れ、その上にある骨盤が前傾する形をとります。結果、腰椎が反る方向に動いて痛みが生じます。

3.靴選びのポイント



最後に、甲高幅広の足の方に適した靴の選び方についてご紹介します。
靴屋さんで靴を選ぶ際、特に注目すべきポイントは以下の3つです。

甲で足が止まるものを探す…靴が足の甲にフィットしないと靴擦れを引き起こします。靴の中で足が動かないものを選びましょう

つま先が尖ったものは選ばない…ポインテッドトゥタイプは痛みを感じやすいので、ラウンドトゥタイプをおすすめします

しっかり試し履きをする…背伸びをしてもかかとが脱げない、足指を自由に動かせる余裕がある、店内で少し歩いても圧迫感や痛みがない等を確認してください。

これらを踏まえた上で、種類に応じた靴の選び方について解説します。

スニーカー


海外の人気メーカーのスニーカーは、欧米人の足に合わせてデザインされているものも多く、甲高幅広の足の方にはキツく感じてしまうかもしれません。
スニーカーは特に甲の高さに合わせて選ぶようにし、足囲のJIS規格はE以上のものを購入しましょう

パンプス


パンプスは足幅に合わせ、つま先が丸く足指に余裕のあるデザインを選びましょう
つま先の尖ったパンプスは美しいですが、無理をして履き続けると外反母趾になってしまう可能性もあります。足長にぴったりの靴でも足幅が狭いと感じたら1サイズ上げ、中敷きや前すべり止めパッドを貼ってみてください。

パンプスの選び方は、こちらにも詳しく書かれているので参考にしてみてください。

ブーツ


ブーツは、甲でしっかり止まるものを選んでください
足幅が多少緩くても、甲で止まっていれば足は動きません
こちらもパンプスと同様、つま先に余裕があり、ヒールも安定感のあるものをおすすめします。

良くないイメージばかりが先行している甲高幅広の足ですが、身体を支える表面積が大きいため、バランスをとりやすく、疲れにくいというメリットもあるそうです。
歩きやすい靴を選んで、自分の足と上手にお付き合いしましょう。


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