魚の目やタコの原因は?予防法や治し方まで徹底解説
魚の目やタコの原因は?予防法や治し方まで徹底解説
更新日:2024年2月7日
気が付くと足にできている、魚の目やタコ。強い痛みを伴うものでなければ、うっかり放置してしまいがちですよね。でも、魚の目もタコも健康な足には現れない症状です。放っておくと深いひび割れが生じたり、歩きづらさに繋がることも。足の見た目も悪くしてしまうので、早めに対処したほうが良いでしょう。
今回は魚の目やタコができる原因から、予防と対策、ケア方法まで徹底解説します。ぜひ最後までお読みください!
目次
1.そもそも魚の目・タコとは
2.魚の目とタコの違い
‐ 魚の目
‐ タコ
‐ いぼ
3.魚の目やタコができやすい場所
‐ 足裏
‐ つま先
‐ かかと
4.魚の目とタコの治療法
‐ 病院での治療
‐ 自宅での治療
5.魚の目とタコの予防法
‐ 足に合った靴を履く
‐ 中敷きを入れる
‐ 歩き方の癖を直す
6.魚の目とタコの予防法
‐ 簡単足指ストレッチ
‐ ゴルフボールで足裏ストレッチ
1.そもそも魚の目・タコとは
魚の目やタコは、圧迫や摩擦などの刺激に対する皮膚の防御反応で、角質が厚く硬くなってしまうというもの。したがって、魚の目やタコができる場所には日頃から余分な負荷がかかっていると考えられます。
魚の目やタコの主な原因は「靴」だと言われています。先端が尖っておりつま先が圧迫される、ヒールが細くて高い、足の形に合っていない、靴底が薄く足に衝撃が伝わりやすいなど、足の一部分に負担がかかる靴を履いていると魚の目やタコができやすくなってしまいます。
2.魚の目とタコの違い
原因は同じですが、症状は異なる魚の目とタコ。ここでは、混合されがちな「いぼ」についても併せて紹介します。
魚の目
足の裏や指のふち、指の間などにできやすく、患部の中心に芯ができることが特徴です。形が魚の目のように見えるため「うおのめ」と呼ばれるようになったそう。魚の目の芯は真皮を圧迫し神経を刺激するため、刺激が加わると痛みを感じます。
タコ
魚の目とは違い、体のさまざまなところにできるのが「タコ」。タコは患部に芯ができないため、刺激を受けても痛むことはありません。一方で、痛みや赤みを伴う場合は、細菌感染を起こしている可能性があるため病院を受診することが必要です。
いぼ
魚の目やタコとは異なり、いぼはウィルス感染によって発生します。血管を引っ張りながら突起状に増殖するので、削ると出血しやすいですが痛みは基本ありません。銭湯、ジム、プールなど足拭きマットを他人と共有する施設で移ってくることが多いとされています。
3.魚の目やタコができやすい場所
魚の目は足の裏にできることがほとんどですが、タコは足のどこにでもできる可能性があり、魚の目になるかタコになるかは刺激の受け方によって変わってくるそう。ここでは、そんな魚の目やタコができやすい場所と考えられる原因を紹介します。
足裏
中央:「ヒールだこ」とも言われる場所で、その名の通りヒールをよく履く方や、開帳足の方に見られます。
小指の付け根、親指の側面:歩き方に癖がある方、O脚やがに股気味の方、外反母趾の方に見られます。
つま先
指の間:先端の細い靴を履いている方に見られます。魚の目ができた場合は、痛みを伴いやすい場所と言えます。
指の関節:サイズが合っていない靴を履いている方に見られます。
かかと
肌が乾燥している方、サイズが合っていない靴を履いている方に見られます。
4.魚の目とタコの治療法
では、できてしまった魚の目やタコはどのように治せばよいのでしょうか。病院での治療法と、自宅での治療法の二種類について解説します。
病院での治療
専用の医療器具で患部を削り取る方法が主流とされています。病院では症状に合わせた治療を受けることができ、再発リスクも低いのがメリット。強い痛みがあるなど症状が重い場合は自力で治そうとせず、病院に行かれることをおすすめします。
自宅での治療
症状が軽い場合は、市販薬を使用して自宅で治療することも可能です。市販薬には軟膏タイプ、液体タイプ、テープタイプがあり、軟膏タイプと液体タイプは患部に塗布して治療を行い、テープタイプは数日貼って患部をふやかしたのちに芯を除去します。ただし、治療の最中に雑菌が入り込む場合もあるので注意が必要です。
5.魚の目とタコの予防法
続いて、魚の目とタコを予防する方法について紹介します。主に、以下の3つが有効な予防法だと考えられます。
足に合った靴を履く
前述した通り、魚の目とタコは合わない靴が原因で引き起こされる場合が多いです。まずは、普段履いている靴を見直すところから始めましょう。足に負担をかけにくい靴の選び方についてはこちらの記事で紹介しています。
中敷きを入れる
職業柄上、どうしてもヒールのある靴を履かなくてはならない方も多いと思います。そういった場合は靴の中に中敷きやパッドを入れてみるのも◎。足にかかる負担が減るため、魚の目やタコができづらくなると考えられます。おすすめの中敷きについてはこちらの記事で紹介しています。
歩き方の癖を直す
歩き方に癖があると足の一部分に負荷が集中し、そこに魚の目やタコができやすくなってしまいます。歩き方を正すことにより、腰痛が改善される、足が綺麗になるなどのメリットもあります。正しい姿勢や歩き方についてはこちらの記事にまとめているので、参考にしてみてください。
6.魚の目やタコの予防にも!足のストレッチ
足が凝り固まっていると、魚の目やタコができやすくなってしまいます。最後に、簡単にできる2種類のストレッチを日常的に行い、足をほぐして魚の目やタコを予防しましょう。
簡単足指ストレッチ
まず、足の指の付け根から指先まで1本ずつ押していきます。次に、足の指を1本ずつほぐすように前後に揺らします。最後に、手の指を足の指の間にそれぞれ差し込み、大きく円を描くようにぐるぐると回します。
ゴルフボールで足裏ストレッチ
まず、ゴルフボールなど小さくて固いボールを用意します。椅子に座り、足裏全体でボールをコロコロさせたり、足指の付け根あたりでボールを掴むように踏み込むなどして、足裏をほぐしていきます。
一度できてしまうとなかなか治らない魚の目やタコ。日頃から足を労わり、健康な状態を保てるように心がけましょう!
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