簡単&おしゃれ!ほどけにくい靴ひもの結び方を一挙紹介
簡単&おしゃれ!ほどけにくい靴ひもの結び方を一挙紹介
更新日:2024年5月17日
しっかり結んだつもりなのに、いつの間にかほどけている靴ひも。急いでいるときや、荷物が多いときなど、いちいちしゃがんで結び直すのは本当に億劫ですよね。かといって、下手に固く結んでしまうとほどくときに一苦労。日常生活において、靴ひもは意外と厄介な存在かもしれません。
今回は、そんな靴ひもの結び方を特集します! ほどけにくい結び方はもちろんのこと、足が疲れにくい結び方、おしゃれな結び方などもご紹介します。
目次
1.靴ひもがほどける理由
2.靴ひもの通し方
‐ オーバー・ラップ
‐ アンダー・ラップ
‐ シングル
‐ パラレル
3.ほどけにくい靴ひもの結び方
‐ イアン・ノット
‐ ベルルッティ結び
‐ 警視庁推奨の結び方
4.そのほか実用的な靴ひもの結び方
‐ 長い靴ひもを調整する結び方
‐ 簡単でおしゃれな結び方
1.靴ひもがほどける理由
米国カリフォルニア大学バークレー校の発表によると、固く結んだはずの靴ひもがほどけてしまうのは、足の動きに合わせて2つの力が発生するからだそうです。
人が歩いたり走ったりするとき、地面に接触する足には重力の7倍の力がかかっており、この際に靴ひもの結び目が伸びて、緩んでしまいます。さらに足を振る動作によって靴ひもが引っ張られ、ほどけてしまうのです。
2.靴ひもの通し方
まず、靴ひもの通し方について、代表的な4種類をご紹介します。
オーバー・ラップ
スニーカーを中心に、革靴やブーツなどさまざまな靴に適した、最もオーソドックスな靴ひもの通し方です。
靴ひもを常に鳩目(靴ひもを通す穴にある金属やプラスチック部分)の表側から通す方法で、しっかり絞めることができ、緩みにくいという特徴があります。
アンダー・ラップ
オーバー・ラップに次いで、一般的に用いられることの多い靴ひもの通し方です。
靴ひもを鳩目の裏側から通す方法で、スポーツの分野で推奨されることも多いといいます。
シングル
片方の靴ひもを、一番下の穴から一番上の穴に一気に通す通し方です。
内側の靴ひもが目立ちにくく、スッキリ見えるのが特徴。ビジネスシューズやドレスアップシューズに適しています。
パラレル
靴ひもが平行に並ぶ通し方です。
シングルと同様に、ビジネスシューズやドレスアップシューズによく用いられます。
左右均等に締まり、緩みにくく、負荷が分散されるため足が疲れにくいというメリットがあります。
3.ほどけにくい靴ひもの結び方
続いて、ほどけにくい靴ひもの結び方を3つご紹介します。
イアン・ノット
プロのスポーツ選手も実践しているという結び方です。
まず、普通に靴ひもを結びます。次に、左右の靴ひもで輪っかを作り、右の輪っかを、左の輪っかの上に重ねます。重なった靴ひもを、それぞれの輪っかの間から掴んで引っ張り、ぎゅっと固く結びます。
激しめの運動をしてもなかなかほどけないのが魅力です。
ベルルッティ結び
フランスの高級紳士靴ブランド「ベルルッティ」の名を冠した結び方です。
まず、普通に靴ひもを結びます。そしてもう一度、片方の靴ひもを中央の穴にくぐらせ、ぎゅっと締めます。次に蝶々結びの形を作り、輪っかにくぐらせたほうの靴ひもをもう一度中央の穴にぐるりと回し入れます。
ちょっと複雑ですが、最初と最後の動作を2回ずつ行うと覚えておけば間違えることはありません。
結び目が綺麗なので、ぜひお気に入りの靴で試してみてください。
警視庁推奨の結び方
警視庁災害対策課で推奨されている結び方です。
まず、蝶結びをした左右の輪っかを掴み、その輪っか同士をかた結びします。このとき、ほどけないようにしっかり結んでください。輪っかでかた結びをしているだけなので、ほどくときは意外とスルッとほどけます。
とても簡単な結び方なので、お子さんの運動靴などにも良いと思います。
4.そのほか実用的な靴ひもの結び方
靴ひもには、30種類以上の結び方があると言われています。ここでは、「足が疲れにくい結び方」「長い靴ひもを調整する結び方」「簡単でおしゃれな結び方」を紹介します。
長い靴ひもを調整する結び方
靴ひもが余ってしまった場合に使えるのが「お花結び」。
結び目がお花や蝶々のように見える、とても可愛らしい結び方ですが、靴ひもが長かったときの対処としても使えます。
まず、かた結びを2回します。靴ひもを指に巻き付けながら、靴ひもの先が上にくるように、かた結びによってできた穴に通します。靴ひもを通しきらずに、4つの輪っかを広げ、形を綺麗に整えます。
少し手間はかかりますが、長さが調整できる上にキュートなので、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
簡単でおしゃれな結び方
「ループバック」といって、靴ひもを交差させながら穴に通していく結び方があります。
つま先に一番近い穴から靴ひもを通し、靴ひもの左右の長さを揃えます。そのまま靴ひもをクロスさせ、クロスした靴ひもを次の穴に通します。これを同じように繰り返し、最後の穴まで靴ひもを通していきます。
靴ひもを交差させていくだけなので、普通の靴ひもの結び方よりも簡単にできるかも。
見た目もスタイリッシュでカッコいいので、いつものスニーカーの雰囲気を変えたいときにオススメです。
靴ひもの結び方を変えるだけで、毎日をちょっとだけ快適に、そして、ちょっとだけ楽しく過ごせそう! ぜひ色々な結び方を試してみてくださいね。