スニーカー好き必見! 靴が壊れる…イヤな加水分解の原因と対策

更新日:2022年7月29日

 

昔購入したお気に入りの靴。大事にしまっておいたら、いつの間にかソールがボロボロに…… なんて経験、ありませんか?
特に、たくさんのスニーカーをコレクションしている「スニーカーマニア」の方にとっては、結構“あるある”みたいです。
 
今回は、知らず知らずのうちに靴が破損する「加水分解」について解説します。
教えてくれるのは、靴に関する知識が豊富なきのこ犬先生です!

靴の加水分解、本当に厄介ですよね……。でも、残念ながら「ポリウレタン」を使用した靴では、絶対に免れることができない現象なのです。
しかし、 十分な対策をとれば、靴の寿命をぐんと伸ばせちゃうんです!
お気に入りの靴を長持ちさせるため、一緒に加水分解について学んでいきましょう。 

 

1.靴の寿命は3年? 加水分解の原因とは

そもそも加水分解とは

 

加水分解とは、化合物質が水と反応して分解を起こしてしまうことを指します。
直接水にさらさなくても、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分などで加水分解は起きてしまうので、製品ができあがった瞬間から、徐々に劣化は始まっているのです。

加水分解が起きると、このように表面がポロポロはがれてきたり、ベタベタになったり、底が乾ききったスポンジのようになったりします。
久々に履こうとしていた靴がこんな状態になっていたら、かなりテンションが下がりますよね……。

加水分解しやすい素材/しにくい素材

 

冒頭でもお伝えした通り、ポリウレタン素材を使用した靴は必ず加水分解が起きてしまいます。
一方で、ゴム素材の靴は加水分解が起こりにくいと言われています。
まずは、自分の靴の素材を確認してみましょう。

では、なぜポリウレタンが多くの靴に使用されているのでしょうか? その理由は次の通りです。

ポリウレタン素材のメリット

・断熱効果が高い
・衝撃吸収性が高い
・見た目より軽い
・摩耗しにくい、底が減りにくい
・人の手作業ではできない造形ができる
・塗装した時に濃淡が出てナチュラルな雰囲気が出る
・型代が比較的安価なので販売価格を抑えられる
 

基本的に、ポリウレタンの靴の寿命は3年ほどと言われています。
でも、日頃からちょっとしたことに気を付けるだけで、5年、10年と靴を長持ちさせることが可能です! では早速、肝心の対策について学んでいきましょう。


2.ポリウレタンの靴を長持ちさせる! 加水分解の対策

普段から気を付けること

 

重要なのは 普段から以下の3つのポイントに気を付けること。
これらに注意するだけでも、だいぶ靴のもちが良くなります。
他には、炎天下の車の中に放置する、濡れたまま放っておく、などもNG。
もし靴が濡れてしまった場合は、新聞紙やキッチンペーパーを隙間なく詰めて水気をとってください。
新聞紙やキッチンペーパーが湿ったら、こまめに取り替えましょう。


)萋使用しない(少なくとも使用後は1日置く)
ソールの消耗が早くなり、靴を乾燥させることができないので劣化が早まります。
履いたあとの靴は汗や汚れを軽く拭き、風通しの良い場所に置きましょう。

 ∧欖評貊蠅蝋皺溝深召鯣鬚韻
カビや雑菌は高温多湿の環境で繁殖します。
加水分解だけではなく、悪臭の原因にもなります。

E度に使用する
履くとソールに含まれた水分が外に押し出されるので、加水分解を遅らせることができます。

特にお気に入りの靴は真空パックで保存

 

「これだけは絶対に長く履きたい!」という靴がある方は「真空パック保存」をオススメします!


<用意するもの>
圧縮袋、シューキーパー、シリカゲル乾燥剤

<やり方>
1日以上自然乾燥させたスニーカーにシューキーパーを入れる
圧縮袋にシリカゲル乾燥剤を入れて、スニーカーを入れる
A歃機で圧縮し、スニーカーが入っていた箱などに入れて保管する

 

「靴を圧縮袋に!?」と驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、これ、スニーカーマニアの間では結構メジャーな保存方法なんですよね。
空気に触れさせなければ加水分解は起こらないので、大胆ですが理にかなっていると言えます。

自宅でできる簡単な修理

 

ポロポロと粉状になっていたり、くずれ落ちているなど劣化が酷い場合は、残念ながら自宅での修理は難しいです。ですが、ソールの接着のりが加水分解したときは、ソール本体を市販のスニーカー専用接着剤で接着させれば修復できる可能性があります! ただし、ご自身で修理した場合、メーカーの修理が受けられない場合もあるので、注意してくださいね。

靴の素材によって使用できる接着剤が違うので、補修したい箇所に適しているか確認してから使用しましょう。
また、接着剤使用の際は、窓を開けて換気しながら作業してくださいね!


靴好きでも意外と知らない、加水分解に関するあれこれ。いつかは必ず寿命が来てしまう靴ですが、なるべく長く愛用できるよう、大切にお手入れしていきましょう!

ページトップへ