【2025大阪・関西万博出展】
リゲッタが開発中の「宙に浮く靴」とは!?
更新日:2025年4月11日

漫画「ドラえもん」に登場する「空中シューズ」をご存知でしょうか。
その靴を履くと空の上を自由自在に歩き回れるという、ドラえもんのひみつ道具です。
とても夢のあるシューズですが、これはあくまでもフィクション。
皆さんはそんな漫画の世界のようなシューズを現実に見たいと思いませんか?
今回は、大阪市の靴メーカー「リゲッタ」が開発をすすめている、
2025大阪・関西万博内「大阪ヘルスケアパビリオン」で公開予定の「宙に浮く靴」についてご紹介します。
目次
2.「宙に浮く靴」開発経緯
3.「宙に浮く靴」の仕組み
4.社長・高本泰朗コメント ~「宙に浮く靴」に込めた思い~
5.「宙に浮く靴」出展詳細
6.2025大阪・関西万博公式ライセンス商品
1.Re:getA(リゲッタ)とは

リゲッタは、2005年に大阪・生野区で生まれたコンフォートシューズブランドです。
ブランド名の由来にもなっており、実は機能的な履き物である下駄。
それを、硬いアスファルトの上を歩く現代人の足にフィットするよう、人間工学に基づいた技術とアイデアで再設計し、
作り上げられたのが「Re:getA(リゲッタ)」なのです。
これまで、快適さを追求したコンフォートシューズというと、見るからに機能性重視でデザイン性に欠けているものが多い印象でした。
しかし、リゲッタは履き心地を追求しながらも、イタリア靴の洗練されたデザインのエッセンスを取り入れ、
歩きやすくておしゃれな靴作りを目指しています。
2.「宙に浮く靴」開発経緯
まず「宙に浮く靴」を開発するに至った経緯についてご紹介します。
大阪・関西万博の開催が決定し、リゲッタは大阪商工会議所主体のリボーンチャレンジ(サステナブルに基づく繊維・ファッション産業の未来共創プロジェクト)に応募。
「宙に浮く靴」のアイデアが最初に出たのは、大阪商工会議所の会議でした。
しかし、社長の高本泰朗は「地面をしっかりと踏みしめて歩ける靴を作る」を基本理念としていたので
「宙に浮く靴」に対しては否定的な考えを持っていたといいます。
ところが、高本の息子たちが、そのアイデアを「めっちゃおもしろい」と絶賛。
高本は「いつの間に自分はこんなに面白くない人間になってしまったのか」と反省し、
「宙に浮く靴」の開発を始めました。
3.「宙に浮く靴」の仕組み
「宙に浮く靴」は、磁力の反発と吸引を利用しています。電磁石を配置した磁気発生台と、
強力な磁石を靴底に埋め込んだ靴の間に、安定した磁場を形成することで浮遊します。
「宙に浮く靴」には、同じ生野区の素材メーカー「山本化学工業」より提供を受けた、極めて軽いゴム素材が使われています。
4.社長・高本泰朗コメント ~「宙に浮く靴」に込めた思い~

「我々は、万博が希望の入り口になると考えています。
万博を通して子供たちに夢を見せることができないかと思い、未来への希望や、ワクワクを感じていただけるような
展示物を作りたいという考えのもと『宙に浮く靴』の制作を決意しました。
現在の技術では、実際に人が履くことのできる『宙に浮く靴』を実現することは困難ですが、
今後は、磁力の反発を利用して、靴のクッションにしたり、介護分野に活用していきたいという思いを持っています」
5.「宙に浮く靴」出展詳細
出展期間 : 2025年9月23日~29日
出展場所 : 大阪・関西万博内「大阪ヘルスケアパビリオン」※予約無しで入れるパビリオンです。
リボーンチャレンジ名 : 「サステナブルに基づく繊維・ファッション産業の未来共創プロジェクト」
6.2025大阪・関西万博公式ライセンス商品
最後に、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」とリゲッタのコラボレーション商品をご紹介します。
快適な履き心地と、未来への希望を込めたデザインが特徴です。
EXPO2025 ミャクミャク サンダル ビッグフット メンズ MYK-BF
ビッグフットサンダルは船底のような形状が特徴的なサンダルです。
この形状が足の自然な動きをサポートし、歩きやすく疲れにくい設計となっています。
また、丸みを帯びたソールによって、歩く際に自然と重心が前へ移動します。これにより、足への負担を軽減し、スムーズな歩行を促します。
EXPO2025 ミャクミャク サンダル エッグヒール レディース MYK-EG
エッグヒールサンダルは、その名の通り卵型の丸みのあるヒールが特徴的なサンダルです。
足裏全体を包み込むようなフィット感を生み出し、安定した歩行をサポートします。
EXPO2025 サンダル スゴィヌ エナジー MYK-SG
ペットボトル再生素材を使用した「スゴィヌ」のサンダル。
本商品は、大阪・関西万博 の「SDGsの達成」というテーマに共感し誕生しました。
こちらのチューブトングサンダル”エナジー”は水陸両用で、リカバリーシューズとしても使用可能です。
EXPO2025 ミャクミャク インソール MYK-MTR1
人間工学に基づいて設計された、足のアーチを埋める立体形状が特徴のインソールです。
インソールが土踏まずなどの隙間を埋めることで、足裏にしっかりフィットし、足にかかる荷重を「点」ではなく「面」でサポート。
足への圧力が分散され、足裏にかかる負担を軽減します。薄型なので、ほとんどのシューズに合わせられる汎用性を備えています。
「宙に浮く靴」リゲッタで鋭意制作中です。大阪・関西万博での展示、そして実用化の未来にご期待ください!