有痛性外脛骨とは?治し方やテーピングの方法についてご紹介!
有痛性外脛骨
(ゆうつうせいがいけいこつ)
とは?
治し方やテーピングの方法
についてご紹介!
更新日:2025年10月28日
皆さんは「有痛性外脛骨(ゆうつうせいがいけいこつ)」をご存知ですか?
外脛骨とは足の過剰骨のひとつで、日本人では5人に1人程度の割合でみられるそうです。
過剰骨と聞くと少し気になってしまいますが、痛みを伴わないのであれば何の問題もありません。
しかし、ここに痛みが生じると有痛性外脛骨となり、治療が必要になってしまいます。
今回は、そんな有痛性外脛骨についてご紹介します。
原因から治療法まで幅広くお伝えしますので、心当たりのある方は要チェックです!
目次
2.有痛性外脛骨の原因
3.有痛性外脛骨の症状
4.有痛性外脛骨の治療
‐ 安静にする
‐ 薬や局所注射
‐ 手術
5.有痛性外脛骨のテーピング方法
‐ 簡易的なテーピング
‐ かかとをしっかり固定するテーピング
6.有痛性外脛骨のストレッチ
‐ ふくらはぎとアキレス腱のストレッチ
‐ 股関節を意識したスクワット
‐ ショートフットエクササイズ
7.有痛性外脛骨にはインソールも有効!
1.有痛性外脛骨とは
外脛骨は、舟状骨という足の内側(アーチ中央部)に位置する過剰骨です。外脛骨そのものは病気ではありません。
しかし、舟状骨には、ふくらはぎの後脛骨筋という筋肉が付着しており、この筋肉がスポーツなどによって繰り返し引っ張られることにより外脛骨に炎症を起こします。
2.有痛性外脛骨の原因
スポーツ活動が盛んな思春期がもっとも発症しやすく、運動量の増加や捻挫などによって引き起こされます。
中年以降での発症も、激しい運動やケガが原因となる可能性が高いと言われています。
また、女性に外脛骨が多く見られるため、発症する割合も女性の方が多いです。
特に、ランニングやバレーボールなど、ふくらはぎに負担がかかるスポーツを行っている人は注意が必要です。
さらに、扁平足の人も有痛性外脛骨を引き起こしやすいとされています。
3.有痛性外脛骨の症状
主に足の内側のアーチの中央付近に痛みや腫れが現れます。痛みは歩行中や、スポーツなどの活動中、その直後などに
感じられることが多いとされています。
また、赤くなったり腫れたりしている部分を押したり、痛いほうの足でつま先立ちをしても痛みを感じることがあります。
症状が悪化すると、靴を履くことに困難が生じたり、睡眠時にも痛みが出る場合があります。
4.有痛性外脛骨の治療
有痛性外脛骨を発症した場合の治療は、主に以下の3つがあげられます。
安静にする
多くの場合は保存療法で症状が改善します。痛みのある間は運動を中止し、日常生活においても足を酷使しないようにして休ませます。大体3~4週間以上は安静を続ける必要があります。
患部が熱をもっている場合は、腫れた部分を氷のうなどでアイシングするのもよいでしょう。
薬や局所注射
症状が継続する場合は、湿布や消炎鎮痛剤、ステロイド剤の局所注射を行って炎症緩和を図ります。
ただし、ステロイド剤の頻回の使用には副作用があるため注意が必要です。
手術
上記の治療をしても痛みが治まらない場合や、再発を繰り返す場合は、外脛骨を取り除く手術をすることもあります。
手術をすると長期的な効果が期待でき、再発リスクが低くなります。
一方で、数週間から数ヶ月のリハビリが必要になるほか、手術の際に神経損傷などの合併症が起こるリスクもあります。
5.有痛性外脛骨のテーピング方法
ほかにも、有痛性外脛骨はテーピングによって痛みを緩和することが可能です。
また、痛みがあっても足を動かさなくてはならないときにも有効です。
ここでは、効果的なテーピングの方法をご紹介します。
簡易的なテーピング
まず、痛みが軽度なときのテーピング方法を解説します。日常生活にも、痛みが少ないときの軽い運動時にも向いています。
STEP.1 足裏の、中央より少し外側からテープを巻き始めます。
STEP.2 テープを軽く引っ張りながら、外脛骨を通って足の内側(くるぶしの上くらいまで)にテープを貼り付けます。
STEP.3 もう一枚テープを使い、同じ流れで今度は反対側の足を固定します。
かかとをしっかり固定するテーピング
かかとが内側に倒れると、後脛骨筋が過剰に収縮し、外脛骨にストレスがかかります。
このような足部のポジションを改善させるためのテーピング方法を解説します。
痛みがあるけれど足を動かさなくてはいけないときに向いています。
STEP.1 足のくるぶしあたりをぐるっとテーピングします。
STEP.2 そのまま足裏(かかとの内側)を通り、甲の上からアキレス腱に向かって巻きます。このとき、テープは強めに引っ張ります。
STEP.3 今度はアキレス腱から内側のかかとに、強く引っ張りながら巻きます。
STEP.4 最後は足首の上までテーピングを巻き上げます。かかとの内側でテープが交差しており、足首までしっかり巻かれていればOKです。
6.有痛性外脛骨のストレッチ
有痛性外脛骨を予防するためにはストレッチが有効です。次のようなストレッチを行い、下半身全体の柔軟性を高めましょう。
ふくらはぎとアキレス腱のストレッチ
膝をしっかりと伸ばした状態で足の力を抜き、足の裏にタオルを掛けて自分の方に引っぱります。
このとき、膝が曲がらないように注意してください。10秒×10セットをおすすめします。
股関節を意識したスクワット
膝にトレーニングチューブを巻きつけ、スクワットを行います。チューブにより膝が内側に引っ張られますが、
しっかり膝を正面に向けて曲げ伸ばししましょう。15~20回程度、無理のない範囲で行うとよいでしょう。
ショートフットエクササイズ
足の裏を床に着けたまま足の指を反らします。
土踏まずが上がり、アーチができたことを確認しましょう。
その後、アーチをキープするよう意識したまま母趾(親指)のみ床に下ろします。母趾(親指)を下ろしきった後に、他の指を下ろします。
アーチの内側の筋に力が入る感覚を意識しながら、10回×3セット行うと効果的です。
7.有痛性外脛骨にはインソールも有効!
有痛性外蹴骨は、かかとが内側に倒れてしまい、土踏まずのアーチが低くなることも原因のひとつとされています。
かかとや土踏まずをしっかりサポートできるインソールを使用すると衝撃緩衝能力が上がり、症状を軽減できると考えられます。
そこでおすすめなのが「バインインソールクッションプラス」。
こちらのインソールは、足裏のアーチに沿った形状をしており、足裏の複雑な凹凸にフィットします。
かかと、足指の付け根に集中してしまう負担が、足裏全体に分散。
さらに、本体に掛かる力に応じてインソールがしなり変形するので、
履く人それぞれの足に合わせ、土踏まずもしっかりサポートしてくれます。ぜひチェックしてみてください!
スポーツをする女性は特に注意が必要な有痛性外脛骨。
対処療法も大事ですが、日頃から足の柔軟性を高めること、無理をさせないこと、ケアを心がけることが重要です。



